迷い道

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「あなたの目的は… 葵さんじゃなくて俺…でしょ?」 まだ確証もないのに 俺は賭けに出てしまった。 もしかしたらとてつもなく 葵さんを傷つけてしまうかも 知れないけれど…。 俺の胸の中で小さく震える 葵さんをアイツにだけは 渡したくなかったんだ。 美紀から聞いた話では 月島は俺と美紀の関係には 全く気付いていなかったって事だけど 俺は絶対に月島は気付いていると 思っていた。 それはあの夜… 新橋のバーで俺に投げつけた 月島の挑発的な瞳。
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