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朝になり、みんなで食べる最後の朝食。
「笑理ちゃんともうご飯食べることないの??」
私の大好きな8歳の由美ちゃんがそう聞いてきた。
「由美ちゃん、ちゃんと先生たちのゆう事聞いて、好き嫌いもせずにちゃんといい子にしてたら、私またご飯食べにくるよ??」
由美ちゃんは少し考えて
「…なら由美、ちゃんと先生のゆう事聞いて、好き嫌いもなくして、笑理ちゃんのこと待ってる!!」
「おりこーう?」
無邪気に笑う由美ちゃんが可愛くて可愛くてたまらなかった
ほかの子達もほんとに可愛くて、大好き!
みんなが質問攻めにしてくる(笑)
そんなに寂しくないのかな??
「笑理~、俺、笑理がいなくても平気だぞ? むしろ居なくなって嬉しい!うるせーオニババが居なくなるから!」
「健人、ほんと可愛くないっ!なんでもっと寂しがらないのかなぁー!」
「え、だって俺、笑理のこときらいだもん!」
「ねぇ、健人、なんでそんな悲しい事言うのかなぁー」
「は?…嘘だよ…ほんとゎ笑理のことだいすきなんだぞっ!…遠くに行くなよっ!」
「ありがと、健人。私も健人のこと大好きだよ!」
そう言って健人を強く抱きしめた。
案の定健人は嫌がる嫌がる…。
さっきの可愛さは何処へやら…(笑)
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