プロローグ

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そうして楽しい時間が過ぎ。 施設を出る時間が来た。 みんなは泣いてばっかでお母さんのように思ってる園長も泣いてた。 「笑理ちゃんいつでも辛いことがあったら戻っておいでね?」 「ありがと、さゆり先生。でも私負けないから…どんなに辛くても、一人で乗り越えて見せる!」 泣かないように、精一杯の笑顔で答えた。 「「「「笑理ちゃーん!!行かないでぇ!れ」」」」 みんながそう言って泣くからなかなか出れないじゃん! 「え、え、えっ笑理っちゃんっ!がんっ…頑張ってね…っ!」 「由美ちゃん…ありがとっ!」 由美ちゃんも泣いて泣いて目が腫れてる。 ありがとう由美ちゃん、みんなもありがとう。 勇気を出して、施設を出る。 「いってきます。」
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