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「桐生君もだけど…
葵も不器用な生き方しか
出来ない子だね。
もう気づいているんだろう?
自分の気持ちが桐生君にある事に」
彼の言葉に私は静かに首を振った。
「たとえそうだったとしても
私は私だから。
脆くて泣き虫だけど…
それでも必死に生きてる自分…
結構好きなんだよね」
その言葉に彼は静かに目を伏せる。
「負けたよ…君には。
やっぱり僕が君に惹かれたのは
躰だけじゃない。
君のその強がるところ…
たまらなく好きだな」
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