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そう言って優しく笑った彼は
私の頭に手を置いて
言い聞かせるかのように囁いた。
「分かった。
じゃあ…このプロジェクトが
成功した時、もう一度僕も
君への気持ちを見つめ直そう。
だから君も…
その時もう一度自分の気持ちと
向き合って答えを出して」
彼の言葉に私は微笑んで頷いた。
これが一番正しい選択だと
思っていた。
これから起きる出来事が
私達を大きく揺るがす事に
なるなんて…
思いもしないまま。
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