744人が本棚に入れています
本棚に追加
「しばらく…桐生の傍に
いてあげたいと思う。
あんな宣言をしておいて
申し訳ないと思うけど…
今は桐生を放っておけないから」
私の言葉に彼は優しい声で
言ってくれた。
『当然の事だよ。
彼を支えられるのは葵しか
いないんだから…。
仕事の方は何とかなるから
心配しなくていい。
葬儀の手配とか何でも言って。
出来る限り手伝うから』
…なんて優しい人なんだろう。
そう思いながら私はありがとうと
彼に伝えて電話を切った。
最初のコメントを投稿しよう!