母性

26/40
前へ
/40ページ
次へ
彩音さんが帰った後 私はますます桐生に掛けてあげれる 言葉を見つけられなくなって 「ちょっと買い物に行って来るね」と 声を掛けて桐生の部屋を出た。 何も食べようとしない桐生に 少しでも何か口に入れて欲しくて 24時間営業のスーパーで 軽く買い物を済ませ再び桐生の家に戻る。 お腹が空いた時に 食べやすいようにと いなり寿司を作っていた時 酢飯の香りに誘われたのか ようやく桐生がキッチンへと やって来た。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

744人が本棚に入れています
本棚に追加