母性
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「…じゃあ… この油揚げの中に… これくらいずつご飯を詰めてみて」 私の手元をじっと見ていた桐生も 見よう見真似で酢飯を詰め込む。 「そうそう、上手いじゃない」 私の褒め言葉に嬉しそうに 微笑む桐生は、やっぱり子供みたいで。 初めて桐生に対して感じた感情。 …これって… 母性本能…ってやつなのかな…。
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