740人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
「あの新橋のバーでね…。
谷原さんに触れてから
席に戻った月島が言ってたんだよ。
『今凄い体験をした。
触れただけで全身に電撃が走って
微かに反応した』
ってさ。
本人は覚えてないだろうけど
あの夜、君に触れただけで
月島のEDが治る兆しが
見えたんだよ」
「…………」
「つまり月島にとって君は
この世で唯一の人って事さ。
アイツ強がってるけど…
本当は谷原さんが好きで
たまらないみたいだから。
信じてあげて」
柔らかく微笑みながら
言われた言葉に
また胸が苦しくなる…。
だって私は…
月島さんの事が好きだと感じた
その気持ちはまだ
変わっていないのだから。
最初のコメントを投稿しよう!