決着

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そんな望みを抱きながら SPECの封筒を手に持ち お袋の部屋を出ようとした時 隣の部屋のドアが開いた。 「…あれ? 芳美ちゃんの息子さんかい?」 ずんぐりむっくりの おにぎりみたいな顔のおっさんが 俺を見つめて首を傾げる。 「…はぁ…」 「やっぱりそうか。 うん、芳美ちゃんに良く似てるわ」 …そんな事、初めて言われた。
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