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会社の近くの喫茶店。
コーヒーを飲みながら窓の外を
眺めていた俺の携帯が鳴り出す。
「はい桐生です」
『お待たせしましたね。
どこに行けばいいかな?』
「会社の近くのBONGOという
喫茶店にいます」
『分かりました。すぐに行きます』
電話を切ってから5分。
本当にアイツはすぐにやって来た。
「遅くなってすみませんね」
相変らずムカつくほどに
スマートな微笑みを見せて
会釈した月島紫門は
俺の向かいに腰かけた。
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