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「お姉ちゃん、起きて、お姉ちゃんてば」
「秋、あたしが許すからお姉ちゃん蹴っ飛ばしな」
「え、後が怖いよ」
「いいから早く」
春は秋に蹴りを入れられて目を覚まし、伸びをしようとして手が後ろ手に拘束されている事に気が付いた。
「何此れ」
「お姉ちゃんだけで無く、皆拘束されて居るのよ」
「あの小父さん、お姉ちゃん達を見る目が何かいやらしかったもの」
「あんたね、そういう事はもっと早く言いなさいよ」
「お姉ちゃん達もっと静かに、小父さんに感づかれるよ」
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