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「この破壊システムは…
僕には解除不能なんです。
美紀が僕と連絡を
取りたがっているのは
この解除コードを
教える代わりに…
よりを戻したいという事なのかも
しれません。
だけど僕はもう…
あの頃のように
美紀を愛せる自信がない」
そう言って情けなく笑った月島は
俺を真っ直ぐに見つめた。
「こんな事に桐生君を
巻き込んでしまった事は
本当に申し訳ないと思っています
しかし…
この解除キーを
解析出来るのは
たぶん…君しかいない。
やってくれますか?」
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