岐路

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「秘書の川田は… この業界No.2企業の社長令嬢で 僕が美紀と結婚する前から 親同士が結婚を決めていた人です」 …そういう事だったのか。 やっと全てが繋がった。 あの秘書の川田って女…。 どこかで見た事が あると思っていた。 あの秘書は… 月島と初めて会った あの新橋のバーで 月島と一緒にいた女だ。 何故彼女が俺に鋭い瞳を 常に向けていたのか… それはもしかしたら葵さんを しっかりと捕まえられない俺に 苛立ちを感じていたのかも知れない。
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