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あの人は変な所が頑固で
意地っ張りだから。
彼女を止める方法は
ただひとつ。
もう強引にでも捕まえて
躰で分からせるだけ。
「どうですか?」
同じく夜通しでプログラミングに
没頭していた月島が
心配そうに俺の様子を
覗き込みに来た。
「ええ、もうじき終わります。
これが終わったら俺は
行かなければならない
場所があるので帰りますけど」
その言葉に月島は
全てを悟っていたかのように
微笑みながら答えた。
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