セカンドパートナー

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「手…繋いで行こうか」 すっと差し出された大河の手。 その手を見つめながら 思わず瞳を揺らしてしまった。 結婚したばかりの頃は、 手を繋いで歩くなんて 恥ずかしいから嫌だって 言ってたのに。 「心配すんな。 葵のこれからの人生に 俺はもう踏みこんだりなんか 絶対にしないから。 親父さんのためにだけだよ」
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