セカンドパートナー

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「行くぞ」 そう呟くと、スライド式のドアを ノックした。 返事も返って来ない部屋。 けれど全て悟っているかのように 大河はゆっくりとそのドアを開ける。 開いた窓からさわさわと 吹き込む風に揺れる クリーム色のカーテン。 白いベッドの上、 横たわったままの父が ゆっくりとこちらに視線を向けた。
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