セカンドパートナー

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その手の温かさに 今にも壊れそうだった 私の心が癒されて行く。 「今まで…冷たく 突き放してすまなかった。 だけど、大河君に言われたんだ。 葵は… 今を一生懸命生きているとね。 誰かに依存するんじゃなくて 自分の力だけで必死に 頑張っているから 葵が壊れてしまう前に 優しく頭を撫でてやってくれって」 父の言葉に驚いて振り返ると 穏やかに微笑みながら 大河は頷いた。
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