運命の夜

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新橋のバーに着くと、 大学の頃からの同期で 俺の親友の袴田が すでに見知らぬ女を連れて 酒を飲んでいた。 「月島、遅せぇよ」 「すまない。 会議が長引いたんだよ。 …そちらの女性は?」 俺の質問に袴田はクスッと笑う。 「さっき店の前で ぶつかっちゃってね。 そのお詫びにお誘いしたんだ」
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