運命の夜

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重なった唇から洩れる 女の吐息が熱く俺の唇に 触れながら零れ落ちて行く。 「ねぇ…反応した…?」 「まだ全然」 「…意地悪…」 再び唇を重ねてやれば、 崩れ落ちそうになって行く 真野ヒカルの耳元から 両手をスルスルと 落としかけた時だった。
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