運命の夜

23/34
前へ
/40ページ
次へ
思わずその女に 見とれてしまった。 それに気づいたのか、 真野ヒカルは不愉快そうな 表情を俺に見せると 包んでいた胸を両手で押しのけ その場を去って行った。 …まぁいいか。 どのみち反応しなかったし。 そう思いながらも 俺の興味はもう目の前で 今にも「最低」とでも 言いたそうな表情で、 俺を睨みあげる 彼女に釘づけだった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

712人が本棚に入れています
本棚に追加