運命の夜

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だけど酒の入った俺の体が 無意識に彼女を追って 洗面所へと滑り込んで ご丁寧に鍵まで閉めてしまった。 …何をするつもりだ俺は? そう頭で思っても、 何故か頭と体が別の生き物のように 彼女に近づいて行く。 「…何よ、あなた」 とてつもなく反抗的に 向けられた彼女の瞳が、 中途半端で終わってしまった 欲望を刺激した気がする。 こんなに惹かれる瞳は… …初めてだ。
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