運命の夜

31/34
711人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
しかし、呆れたように首を振ると その男は再びカウンター側に 体を戻してグラスを口に運びだす。 何故かその姿がやけに 余裕に見えてムカついた。 この男…。 明らかに俺の唇に付いていたのが 彼女のルージュだと 分かったはずなのに。 …なんでそんなに余裕なんだよ。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!