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午後10時20分頃、佐藤たちが飲んでいる駅前の居酒屋に裕樹が顔を出した。
佐藤が不満気な声を上げる。
「おせーよ!何やってんだ!」
「すいません。残りのタスクをお客さんと電話で確認してました。」
協力会社の三人も
「三田村さん、こっちこっち」
と手招きをした。
すぐに裕樹が内藤の隣の空いた席に腰掛ける。
内藤がメニュー表を渡しながら声をかける。
「先輩何注文します?」
「あ、じゃあ俺はビールで。」
「食い物は何にします?」
「皆が色々頼んでるし、残ったものをもらって腹に入れれたらそれでいいから。」
「了解でーす。あ、すいませーん!生中1つ!」
そして、店員が生ビールの中ジョッキを持ってきて
再度佐藤が乾杯の音頭を取った。
「それじゃあ、みんないつもお疲れ様。うちのメンバーと何より協力会社の皆さんのおかげで
ウチは成り立ってます。今度ともよろしく!内藤はもっと頑張れ!三田村はもっと愛想よくしろ!
で、長いのは嫌いだから、そんじゃ、かんぱーい!」
午後11時になり、協力会社の三人は電車で来ていたため、そこで飲み会をお開きにして、
協力会社の三人は帰った。
佐藤が声をかける。
「おし、三田村、内藤、今日は久しぶりにお姉ちゃんの店にいくぞ!」
「またラウンジすか?この時間からいけます?」
内藤は、明日の土曜日の昼から先日合コンで知り合った女の子とデートがあったため、
嫌そうな顔をした。
「おい、つきあいわりーぞ!三田村、お前は強制参加な!内藤、俺はお前が来ないとさびしーぞ!」
「えー。課長、俺明日昼からデートなんすよ~。寝させてくださいよ~」
「内藤君、いいじゃん、俺もいくし。まだ若いんだし大丈夫。」
裕樹がそう言うと、内藤はしぶしぶ承諾した。
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