お姫様を助けてみた結果

2/14
2361人が本棚に入れています
本棚に追加
/724ページ
「......着いた」 光が収まると同時に目をゆっくりと開ける。周りは木に囲まれた場所だった。 「どっかの森か。飛ばされる場所は案外テンプレだな」 まぁ、とりあえずビビの能力を使ってこの世界の情報を集めるか。 「まずは〈検索〉」 これは貰った能力の1つ〈検索〉だ。自分が欲しい情報が次から次へと頭の中へと入ってくる。 「えーと......こりゃ凄いな」 まとめるとこうなる。 この世界の名前はクレビア。規模でいうと、俺が元いた世界の倍ほどだ。 でもって、クレビアには317の国が存在する。ここから1番近いってなると、アストラス王国だな。 それで、どこの国にもギルドというものが存在する。ギルドというのは、12歳以上の全ての国民に加入義務があり、依頼をこなすことで報酬を受け取れる。 そして、ギルドの依頼にはランクが存在し、このランクは魔物の危険度を表すランクと対応している。 ちなみに、ランクは下からF、E、D、C、B、A、S、SS、SSS、X、Zとなる。 ランクFだとゲームの初期に出てくるようなスライムとかそういった誰でも狩ることができるレベルだ。そこから、難易度は徐々に上がり、ランクA以上でドラゴンなどの大型魔物の討伐、Zランクとなると魔王とかそういったレベルになる。
/724ページ

最初のコメントを投稿しよう!