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2時間後
「......き....さい」
むにゃぁ...なんか聞こえる気がする。
けどいっか。俺の眠りを妨げることはさせねぇ。
「お.....な....い」
ん? 何がおないだ? 同い年かってことか......んまぁいいや.......zzz。
「起きなさいっ!」
「ぐはっ!?」
なんだ!? テロか!? 強盗か!?
直後やってきたのは、腹部の鈍痛。なんだ......俺は何をやられたんだ?
「やっと起きたわね」
意識は段々と覚醒していき、そして、完全に覚醒した俺が認識したのは、俺の顔を覗き込む女の子の姿だった。
綺麗な薄紫色のツインテールに翡翠色の瞳。まるで、漫画の世界からやってきたかのようなその完璧な容姿に、俺はしばらくの間見惚れていた。
「なにガン見してんのよっ!」
「へぶっ!?」
そして、再び腹部への鈍痛。どうやらこの子のパンチのようだ....。
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