第2話

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「俺が冗談で言ってると思ってんのか」 「そんなつもりは…」 恐い。目の前にいるこの人は本当に俺の知ってる会長なのか? 「恐いなら蹴るなり殴るなりして逃げろよ」 「え?」 「俺は欲しいと思ったものは力ずくでも手に入れる奴なんだ」 いつもはニコニコしてチャラそうな顔してるのに 「だから…逃げるなら今のうちだ」 これは俺の知らない会長だ。 「俺は…会長とは付き合えません。会長は俺の憧れです。」 「…そうか」 「!!?」 唇に柔らかいものが当たってる 「!?」 ベ…ベロ!? 「ん…んふ」 やばい…頭が真っ白になる 「いったよな俺は欲しいものは力ずくで手に入れるって」 「っ!!」 ドンッと会長を押し離す 「いくら会長が本気でも俺は無理です。」 「…遊びだったのか?」 「は!?いつ俺が!!」 「あの日したことは遊びだったのか」 また鋭い目で俺を見る 「違う!!」 「じゃあ、なんで拒否する」 「なんでって…」
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