序章

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「やめて!」 「あ?」 そこにいた女生徒達が怪訝な顔で夕姫を見下ろした。 「梨奈ちゃんはそんな人じゃないんだから!」 夕姫は痛そうな顔のまま彼女達を見上げて睨んだ。 その顔を見た、彼女達は一瞬怯んだが、すぐに、夕姫の身体に襲い掛かった。 「あぁ!」 夕姫はされるがままで、体中に痛みが走っていく。 「あはは! あんたがそんな口聞くなんてね! 風見をやったときのあんたの悔しそうな顔が目に浮かぶよ! あはははは!」 安部はさらに高笑いをした。
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