不協和の夕暮れ
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紀香の体のようだ。 白かった制服は赤く染まり、ボロボロに裂けている。 顔は向こうを向いていて右腕が投げ出され足の裏がこっちを向いた体勢のようだ。 その周りは赤い水溜りが出来ている。 光が窓から差し込み逆光の中でシルエットのようにそれが目に飛び込んでくる。 夕姫の小さな体がその紀香の体の傍で見下ろしている。
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