不協和の夕暮れ

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 「うう…。」 悶絶する紀香に対して夕姫は静かに佇むとすっと顔を上げて、紀香を見た。 「…あなたの言っていた事の答え教えてあげようか?」 それは夕姫の声だ。 しかし、まるで別人のようなトーンの代わり映えだった。 それは耳を塞いでいるにもかかわらず、梨奈にも紀香にも明確にわかった。
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