不協和の夕暮れ

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「こうやって…ね。」 夕姫はいつもよりはるかに低い声でそう言うと、さらに紀香に一歩近づいた。 あと一歩で体が触れるあたりに来ると両腕をフワッと横に広げた。 ―ヒュン!!      ヒュン!!    ヒュン!!… 無数の空を切る音がした。
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