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当時夕姫は小学6年生で11歳だったころのこと。
夕姫はそのころ友達とよく遊んでいた。
友人も多かった。
その友人の中で一番の友達、親友と呼べる少女が居た。
その子の名前は滝沢明日香。
幼馴染で幼稚園から仲がよかった。
よく夕姫は明日香の家に遊びに行っていた。
それがその建物だった。
当時はそのあたりでは結構いいマンションだった。
明日香の母はキャリアウーマンでシングルマザーだった。
家に行ってもほとんど母はおらず二人はいつも自由にそこで遊んでいた。
明日香自身家事は得意で母があまり家にいないことに淋しさを感じてはいたが、不自由は感じていなかった。
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