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「で、大抵のことはこれできいちゃったと思うんだけど… 私に手伝いが出来ると思うのよね…。」 望はそう言うと机の上に置いてあるまた小さな物体を持ってくると勇気に渡した。 そしてもう一つ携帯電話より2回りほど大きなカーナビのようなモニターのような機械も渡された。 小さいものの方は1センチほどの正方形の平べったい箱のようなもので裏に両面テープが施されていた。  「これ…」 「えっと、発信機ってやつ?でこっちのがそのモニター。地図は出ないけど方向と大 体の距離はわかると思う。」 「…で、これをどうやって使えと…」 勇気はそう言うと望を見つめた。 「…ん…まぁ、それ彼女に着けるまでは自力で捜せってこと…。 もし、その後また見失ってもそれを着けられればすぐにわかるっしょ?」 「……役に立つのかね…。」 勇気はぼそっとそれを言うと望は少し勇気を睨んだ。
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