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『ちょっと、勇気! あんた今どこにいんのよ…。 母さん心配しているよ。 ここらへん物騒だし、方向音痴だしって…。 どうしたの? 昨日から変だよ。』 「いや、その…。」 『困ったことあるんなら手貸すよ?』 「大丈夫だよ。 それに姉ちゃんそんなに当てにならないし…。」 『あー!!言ったな!? 私すごいんだからね!? 盗聴器とか探知機とか発信機とか作れちゃうんだから!』 「余計アブねーよ!!」 『むー… とにかくそろそろ帰ってきなさいよ。』 勇気と姉、望は電話でも喧嘩口調だった。 勇気は姉とのやり取りについて梨奈に言った。
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