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「そう…
やっぱ、そろそろ帰った方がいいかも。」
梨奈はそう言うと自転車に向かい勇気もそれに従った。
「じゃ、また連絡するね。」
そう言うと梨奈は家に帰る方向とは逆の方に走り出そうとした。
「え!?ちょっとまって!
梨奈ちゃんはまだ捜すつもりなの?」
「あ…
だって、居ても立ってもいられないし…。」
梨奈は苦笑いをして勇気を振り返ってみた。
「とにかく今は帰ろう?
明日までに何かいい案を考えてくるから…」
勇気はそう言うと梨奈の自転車を無理やり帰り道の方へ向かせてにっこり笑った。
梨奈はそんな勇気の気迫に押されてそれを承諾した。
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