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勇気は家に着いてちょうど母の作ってくれたご飯を平らげると姉の望に呼ばれて部屋へ入った。
昨日今日で随分片付いてきてはいたが、処せましとダンボールやらガラクタが置かれている。
望は回転する椅子に座っていた。
「あんた今日どこ行ってたの?」
望は不意にそのガラクタを持ったまんま椅子をくるっとまわして勇気の方を向いて言った。
「うん?
…まぁ、色々と…。」
「…ふーん……あのさぁ…
ちょっと謝っとかなきゃなぁと思ってさぁ…。」
「え?何を?」
「実はさぁ…」
望は椅子から立ち上がり勇気の方へ歩みよった。
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