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「盗聴器だったりする。」
勇気は固まってしまった。
望はただ興味本位に勇気が気に入っていたバックに作ったその盗聴器を試しに入れていたのだという。
それは昨日のことで、勇気が長い時間家にいなかったときに部屋に置いてあったバックに忍ばせてあった。
そしてちょうど勇気は今日そのバックを持って出かけていった。
それを見た望は朝からその盗聴器から流れてくる音声を部屋で聞いていたそうだ。
それを聞いた勇気は脱力した。
「マジ、ごめん…。」
「…もういいよ。
でも、こんなこと他人にやったら明らかに犯罪だからそれは止めとけよ…。」
「はーい。」
勇気は呆れてしまった。
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