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「時任…夕姫…」
吉原は夕姫のすがたを見て名前を呟くとその目をそらせなくなった。
夕姫は何故か右手にビニール袋を持っている。
柴田の方はもう随分夕姫を見つめている。
「久しぶりです、
柴田さんに吉原さん。」
夕姫はそう言うとニヤっと笑った。
「え?
お知り合いなんですか?」
夕姫の横にいた巡査が暢気に笑顔で柴田に話しかけた。
「あ…危ない!
下がってろ!!」
―ヒュン!
柴田がそう叫んだ瞬間夕姫は巡査を睨むようにした。
そして何かが夕姫から巡査に向けて放たれた。
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