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「ゆ…勇気、
今なんかテレビで中警察署が燃えていて…
なんかあんた達の追ってる子が関係あったりするんじゃないかって思ったんだけど…。」
望は至極真面目な顔で言った。
「え?」
勇気はその望の言葉を聞いて部屋を出て一気に階段を駆け下りた。
望はそれに遅れてリビングの前まで来た。
リビングに入り始めに見た画像には消防車と人だかりに警察官や消防士など、群がっているのが見えた。
勇気はそれを見て慌ててまた二階に駆け上がると荷物をまとめた。
今日持ち歩いていたお気に入りのバックに望のくれたモニターと発信機を無造作に詰め込んだ。
それはほんの数分で、また勇気は階段を駆け下り、リビングの前にいた望を見ながら玄関へ向かった。
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