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「なんだこれは…」
勇気はそう呟くと警察署の方を眺めながら自転車を止めた。
炎の竜巻のようなものが立ち上っていた。
警察署の手前の坂を下ったあたりでそれを見ていたが、その場へ近づくことを少し恐れた。
しかし、勇気は決意し、走り出した。
そして、警察署のある大通りにそって100メートルほどの南の距離に来るとまた自転車を止めた。
というか止めざるを得なかった。
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