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勇気が試しにモニターを北側に向けるとそれに習うように矢印が南を向いている。
当てにはなりそうだ。
そのまま、4人はその矢印の方向に向かっていったがふいに吉原は言った。
「彼女捕まえても、結局あんな能力持ってたんじゃ…。
殺されるか逃げられるかどっちかじゃないですか?」
それを聞いた助手席の柴田はジッと頬杖をついて前を向いていた姿勢のまままま吉原をみた。
その眉間に皺を寄せて吉原を睨むとまた前を見据えた。
モニターを見ていた勇気と梨奈は二人で互いに見合わせてすぐに前を見た。
「もしかしたら、私がいれば、あれは出てこないかもしれません。
それなら解決方法はあると思います。」
梨奈は何か自信を持っているように言った。
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