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「ん?」
その素っ頓狂な声は勇気から発せられた。
勇気はずっとモニターを見ていて目頭を押さえたすぐ後にまた声をあげた。
「あれ?!
移動している?早いなぁ…。」
モニターの矢印が南側から東側へ向いていき、数値はどんどん増えていく。
さっきまで表示は300メートルほどになっていたのに、気が着いた時には1キロに達していた。
そして一回その進行が収まりはしたがその後もどんどんと数値は増えていき10キロあたりをこえたところで画面の文字が一旦消え大きく英単語が映し出された。
「…ロスト…
…って、おい!!??」
勇気は半切れでモニターに向かって叫んだ。
それと同時に車は一旦停止した。
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