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夕姫はそれまで使ったことのないほどのエネルギー消費にその駅前でヘナヘナと地面に座り込んでしまった。
息も荒く立ち上がれなそうだ。
時刻は二時ちょっと前だった。
それからしばらくそこでジッと座っていると身体は回復してきた。
飛ぶ前に食べた林檎が効いている様な気がした。
それは四時頃だったが再び夕姫は立ち上がり、その駅を後に飛び立った。
今度は慣れて余裕が出てきたのか街を見下ろして眺めを見ることが出来た。
美しすぎる。
闇に輝く人々の作り出した光は思っていたよりもすばらしい物だった。
その光を目掛けて降り立ち、天に輝く星に目掛けて飛び立った。
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