0人が本棚に入れています
本棚に追加
柴田はそういうとパトカーのサイレンを鳴らした。
「え!!?」
勇気は突然の騒音に身構え、梨奈も少し驚きの表情を見せた。
―ブォン!!
パトカーは低くうねると急速に速度を上げた。
その速度に勇気も梨奈も恐ろしくなって座席にしがみついた。
吉原は相変らず変ないびきをあげていた。
「一気に追い上げるぞ…。」
柴田は顔を紅潮させて気合が入っていたが、その様子に後部座席の二人は顔を真っ青にした。
最初のコメントを投稿しよう!