目的地

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「ちょ!! 動いてる! 動いているよ!!!!」 勇気は走りながらモニターを見ていたが、そのの数値が急激に上がりだした。 「始発が動き出したのかも!!」 梨奈はそう言うと、さっきよりもスピードを上げて走った。 それに続いて勇気や柴田もスピードを上げる。 駅の改札に着くとそれが確認できた。 ―5:31 それが始発の時間だった。 ―5:33 今だ。 2分の差で追いつけなかった。
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