目的地

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「あぁ!この子なら良く覚えてますよ! プリの画像じゃちょっと雰囲気が違いますね…。」 駅員は苦笑いで答えた。 「どこに行ったかわかりますか?!」 柴田はすぐに駅員に詰め寄り興奮した様子だった。 「え…えぇ…行き方がわからないとかで…」 「どこですか!?」 梨奈はイライラした様子で身を乗り出した。 「ぅ…あ…城谷崎海岸…ですよ。」 駅員はその二人の気迫にしり込みしながら答えてくれた。 「城谷崎…海岸…って…。」 梨奈はそれを聞いて血の気が引いた。 嫌な予感がする。
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