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「夕姫!!??」
梨奈はあと5メートルほどのところで叫んだ。
「梨奈ちゃん!?」
夕姫は振り返ると驚いて、すぐに立ち上がり崖の方へさらにふらふらと近づいた。
梨奈は岩がゴロゴロして歩きにくいのにピョンピョンとはねて近づいてくると夕姫の腕を掴んだ。
その勢いで、夕姫の背中は梨奈の肩にぶつかった。
「夕姫!よかった。
よかったぁ…」
梨奈はそういうと夕姫の背中から抱きついた。
梨奈はボロボロと涙を流した。
その滴が夕姫の肩に落ちた。
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