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窓からやわらかな日の光が降り注いでいた。
開け放った窓から風が吹き込んで白いカーテンを揺らしている。
「私…。」
梨奈は自分の右腕を見た。
鈍い痛みを感じていた。
そこには包帯が巻かれていて、その理由もわかった。
しかし、理解しきれなかった。
「夢かな?…夢だといいな。」
梨奈はそう呟くと膝に顔を埋めた。
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