第一章 出会い前

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それからの三年間、セイヤは土日の全てを塾で過ごした。 目標とする学校も決めた。 合格を目指し、夏休みも冬休みも塾で過ごした。 同じ学校を目指す子どもたちの中で、勉強だけの毎日。 何一つ疑問に感じなかった。 六年生の冬を越えた頃、第一志望の合格発表があった。
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