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「・・・ん・・・」
朝。
カーテンの隙間から入ってくる朝日が眩しい。
・・・昨日の夜・・・。
素肌に触れる稜雅くんの手が熱くて・・・。
素肌に触れる稜雅くんの唇に感じて・・・。
やっと、ひとつになったんだって感じがして・・・すごい幸せだった。
「・・・ひまり・・・起きた?おはよ」
「・・・おはよう、稜雅くん。」
寝惚けた稜雅くんにぎゅっと強く抱き締められて、心臓がドクン、と高鳴る。
「・・・起きたくねぇなぁ・・・。」
「・・・起きなくちゃダメだよ・・・」
そういいつつも私も稜雅くんと離れたくなくて、ぎゅっと抱きつく。
「一緒にお風呂入ろっか?」
「へっ?!なんで?!」
「・・・なんでって・・・ひまりが離れたくなさそうにしてたから・・・。」
「・・・う、うぅ・・・」
稜雅くんに頭を撫でなれて、心地よくて。
思わず甘えてしまう。
あのときの私は、こんな生活が来ることを考えていたかな?
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